3つの軸

探究学習

「個」を育む教育の根幹に探究学習があります。探究学習は「個」に向かう学びであり、「個」が平等に協力する学びです。京都教育大学で20年以上研究され、理科教育学会でも功労賞を受賞しました。
特に大事にしているのが「前仮説段階」という学びの捉え方です。ふつう探究学習は、仮説をからはじまるとされていますが、私たちが日常的に行っているものごとを知るという探究は、「見る―考える―確かめる―知る」というシンプルな流れをしています。ここで大切にしたいのは「見る」という私たちが五感で物事をとらえることです。ここには対象をいじくりまわして、ああでもない、こうでもないと感じたり考えたりする、人間本来の好奇心を刺激する活動があります。私たちはそれを前仮説段階という学びとして、探究学習で感性や好奇心を育てるために大切にしています。

自由進度学習

自由進度学習は

  • 授業の進度を学習者が自分で自由に決められる
  • 子どもが自分に最適だと考える計画を立てる
  • 自分の判断で行動し、その結果を、責任を持って受け止める

と定義されています。

この学習方法を用いることで、子ども一人ひとりが自分のペースで自分の学びたいことを学び続けることができます。枚方オルタナティブスクールでは、この学習方法を全面的に取り入れるので、逆に公立学校のような一斉授業は行いません。

外遊び

自己肯定感を高め、へこたれない力、やり抜く力を育みます。近くの公園での外遊びと滋賀県でのキャンプを活動の中心にする予定です。精神医学が進み、最近の研究では生活習慣の中でも「運動」が大切なことが明らかになっています。アンケート調査でのエビデンスなどもあるので、ご家庭でも意識して体を動かすようにしてもらっています。

独立行政法人国立青少年教育振興機構「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する研究」
独立行政法人国立青少年教育振興機構「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する研究」
独立行政法人国立青少年教育振興機構「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する研究」